コーヒー(カフェインの適量とは)
コーヒーの適量は結論から言うと、個人差があります。個人差→カフェイン感受性の違いがあるという事です。カフェイン感受性は、高、中、低と分別できます。一般的な人(ほとんどの人)は中程度のカフェイン感受性を持っています。この量がどのくらいかと言うと「一日200~400mgの量で副作用無し」とされています。このカフェイン量は大体コーヒーカップ(200ml程度)4杯分くらいの量になります。カフェイン感受性が高いと「一日500mg以上でも副作用無し」、低いと「一日100mg以下でも不眠や心拍上昇が起こる」と個人差の影響が非常に大きいです。実際にコーヒーを摂取する時は少量から徐々に量を増やしていく事が副作用を未然に防ぎつつ摂取できる手です。
カフェインの過剰摂取の副作用
- 腎臓への負担
- ストレス・不安が増す
- カフェインオーバードース
- 腎臓への負担
カフェインの過剰摂取は腎臓に大きなダメージを与えます。カフェインには利尿作用があり、腎臓は体の水分調整を行っている器官です。つまり、水分調整の負荷がかかります。結果、腎臓機能が低下してきます。コーヒーに含まれるカリウムを上手く排出出来なくなる高カリウム血症になるリスクが上がります。高カリウム血症→痺れ、脱力感、不整脈などの症状を引き起こします。最悪のケースでは心停止を引き起こすこともあります。
- ストレス・不安が増す
カフェインは適量摂取する事で、アデノシン(疲れを感じるホルモン)を抑え、アドレナリン(やる気、集中力up)を引き出します。カフェインの過剰摂取はこの二つの優位性を抑え、不安感やイライラを引き起こします。「カフェイン活発性不安障害」ともいい カフェインの過剰摂取→不安になる→また摂る→の負のスパイラルに陥ります。ここで、決断しなくていけない事は一度カフェインをやめるという判断です。カフェインに頼り切りになってしまう人には大きな決断ですが一度正常な感覚に戻してから適量を摂取する事が非常に大事です。
- カフェインオーバードース
カフェイン摂取の際に注意が必要な事の一つに「カフェインオーバードース」があります。これは、長期的又は許容量を超えるカフェインの摂取で、中枢神経が麻痺し不眠症に繋がる恐れがあるというものです。NASAの研究によるとカフェインはマリファナやLSDといった日本では違法薬物とされる程の物と同等レベル中枢神経にダメージを与えるというデータも出ています。また、不眠症→慢性的な睡眠不足になり肥満やⅡ型糖尿病、心臓病のリスクも上昇します。
カフェイン摂取の際に注意するべき事
まずは、自分自身どの程度のカフェイン耐性があるのか知りましょう。コーヒーを何杯飲んだか覚えて置き一番パフォーマンスが向上、集中力が上がる量を把握する事が大事です。また、既にカフェインの効きを感じにくかったり、睡眠に支障をきたしている場合は一定期間カフェインを抜く期間を設けましょう。再度本来の自分自身の適量を知ることが出来ます!